こだわりを貫く流儀

「信じるものが無いと仕事を続けられない」 「思い悩んで、のたうちまわる時が来る。助けてくれるのは 『信念』 『自信』」

「仕事のこだわり」「仕事の信念」いろいろ

仕事上のこだわり

経験や実績を積み上げた人が、その過程において気が付くのが、
『勝利の方程式』

「誠実」や「時間厳守」といった一般的なものから、「仕事は適当にするもの」といった独特のものまで様々。
独特のこだわりを持つ人に対し理解を示して上げると非常に喜ぶ。

仕事で信念を貫く

仕事人としてのみではなく、一人の人間として、「絶対に侵されたくない」と、守り続けるものが『信念』。

その信念を、仕事上の様々な障害にも負ける事なく貫き、仕事上の自分と本当に自分が解離し過ぎないように表現していく。
「良い−悪い」で判断できるものではない個人のこだわり。

諸刃の剣

何かを貫く事は、望む結果を手に入れるために不可欠な要素だが、作り上げた『勝利の方程式』は陳腐化しやすくなっている。

信念やこだわりは硬直性も内包するため、元々危険な面を持つ。

仕事に対する心構え的な信念であれば問題は小さいが、仕事を進める方法論の面での信念は危険。

こだわる職人さん

「何度やっても同じ」に価値を見出す人

※音声が含まれます。ご注意下さい。

主張しない l  l 我が道 l ヘルスケア l 傍観・客観 l  l 尊重 l 感情 l オリジナリティ l 慎重・確実 l 図太い l 我慢・辛抱 l こだわり抜く l 隠さない l 逃げる l チャレンジ l 時間管理 l 収集・分析 l チェック l 効率化 l 悟られない l 計画 l 巻き込む l 開き直る l 仕事はゲーム l 泰然 l 溶け込む l 情に向き合う l 波に乗る l 愛・やさしさ

このスタイルを目指す人に向く職場、環境、仕事

仕事 :
変化が激しい時代と言われて久しいが、一つのものにこだわっていく事の危険が大きくなっているのは紛れも無い事実。

そんな中で、体全体や指先の感覚を研ぎ澄ます事が大切な仕事においては、何かにこだわり、長年に渡って愚直なまでに繰り返す事こそが、他より抜きん出る成功へのカギとなる。

工芸職人 料理人 大工 パティシエ カメラマン 研究者etc

環境・職場
世間から「老舗」と呼ばれる組織においては、周囲の変化に惑わされず、「変えない事・変わらない事」が生き残り策の最上のものとなり得る。

このスタイルを目指す人が学ぶべき事の一例

仕事を進めていく上での手順や方法にこだわって他に遅れを取り、その差を埋める気力が湧かないままに消えていく人は数多い。

何かにこだわる事は、その精度を高める事に直結するが、こだわり過ぎる姿勢は非常に危険。

事を成した成功者の多くは、「これで行く」−「もっと上があるはず」を、知ってか知らずか柔軟に使い分けている。

行動が思考全体を前向きな方向へ引張り上げていく事が多いため、仕事との関連性のこだわらず、新しいものや興味が湧いたものを常に試してみる事が有用。

「信念」「貫く」雑々

戒めを説く有名人

アレキサンダー・ポープ / イギリスの詩人

貧相な頭脳が最も強固な偏見を持って決定するところのもの、それがプライドである。
愚者に必ず付きまとう悪徳である。

発揮している有名人

小野二郎 / 鮨職人 「すきや橋 次郎」

「不器用」を自認する中で、『生涯一鮨職人』として、旨い鮨を提供する事のみを目的とし、どこまでいっても更なる高みを目指し続ける。

常連相手にしか握らないという噂。

発揮し過ぎた有名人

大久保彦左衛門 / 「三河物語」 「天下のご意見番」

苦労が絶えなかった徳川家を支えた実績、自分が持つ「人の行動基準」や「人物観」への自負が強過ぎ、戦いが無くなった後の世の中に対応出来ず。

「古くて煙たく、関わり合いたくない存在」として周囲から扱われる。

バランスを欠いた登場人物

ピエトロ・ロッシ / 「母を訪ねて3千里」 マルコの父親

無料診療所を作る信念のもとに借金をし、妻(アンナ)を出稼ぎにアルゼンチンに送り込む。わずか9歳の息子に3千里の旅をさせ、母親を連れて帰らせる。

優しい物腰ながら、「内に厳しく、外に優しく」を貫いた硬骨漢

「卒業写真」 / 荒井由実
あの頃の生き方を あなたは忘れないで あなたは私の 青春そのもの
人ごみに流されて 変わってゆく私を あなたはときどき 遠くで叱って

私は世の中の流れや現実に合わせてどんどん変化していくけど、大人としてどんどん成長していくけど、あなたはあの頃のままで止まっていて欲しい。変わらずに貫いて欲しい。

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