長時間通勤と仕事上の性格
『仕事上の性格』
人それぞれが仕事の場に臨む際に見せる、「仕事の取り組み方」「仕事のやり方」「仕事のスタイル」が 『仕事上の性格』 です。
仕事の意欲を奪い、職業選択を左右する長い通勤時間
インターネットが普及・発展し、「自宅に居ながらにして買い物」「テレワーク・在宅勤務」「世界に向けて発信」などが可能になってきていますが、何かを行うためにはそれが行われる場に出掛けていかないと出来ないものが殆どです。
仕事をするためには会社に行かないといけませんが、自宅と会社を物理・空間的につなぐ、『仕事の準備時間』『ON・OFFの切り替えタイム』としての通勤・通勤経路・通勤時間を経ないと、仕事をする事も家に帰る事もできません。
通勤の形態は電車・自転車・車・徒歩など様々ですが、働く人にとっては必要不可欠な通勤時間を快適に過ごす事が出来るか否かによって、
尖った気持ちのまま仕事に取り掛かるのか、新鮮な気持ちで取り掛かれるのかを決定付けます。
ささくれだった気持ちを自宅に持ち帰るのか、仕事の事を一切忘れた状態でプライベートタイムに移行できるのかを決めます。
仕事と仕事の準備時間としての通勤を切り離して考える事はできず、通勤に対する考え方によっては本当にやりたい仕事を諦めるケースも出てきます。
就職や転職を考える際の大きな障害要因となる場合もあります。
適度な時間であれば我慢できても、長時間に渡って心身の自由を制限される事をこの上なく嫌う人達は以下にような事を言います。
- 「長時間見ず知らずの他人に体が触れる、触れられるのがどうしても嫌」
- 「つり革も掴めず足を踏ん張っているのでとにかく疲れてしまう。会社に着いても暫くぐったりしている」
- 「同じ時間に同じ電車に乗って、同じ場所で乗換えて・・・と、自由な人間的な行為とは思えない」
- 「暑い、臭いで気分が悪くなる」
- 「時間通りに到着する事が分かっているのに、とにかくイライラを感じる」
長い通勤時間に強い仕事上の性格
- 人に優しい
- 人に優しくできる人のベースには、「自分が好きで他人も好き」といった、人に対する高い関心・好奇心があります。
人間観察が大好きで他人の感情に敏感な人にとって、見ず知らずの他人と過ごす空間は苦になりません。
長い通勤時間に弱い仕事上の性格
- 無駄を嫌う
- 通勤は仕事をするために不可欠な時間、空間という事がよく分かっていますが、何事においても無駄を嫌って効率的、能率的に事を運ぼうと考える人にとっての長時間通勤は無駄そのものです。
無駄を嫌う人は、無駄な行為をしている自分を感じる事が非常に大きなストレスとなります。
「仕事のために投入する時間全てを含めたものが仕事」と考える傾向が高いため、より良い条件を求めて転職する場合も多くなります。
- 金にこだわる
- お金の感覚に優れた人は、時間への感覚も研ぎ覚まされています。
「時間当たり○○円」「投入時間とリターン」などといった考え方が染み付いた人にとって、お金や時間の効率を下げる長時間通勤は憎むべきものとなります。
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