ストレス / 仕事のスタイル(ヘルスケア)別関連知識

ストレス/STRESS

何かしらの外的な刺激を感じ取る事で生じる歪みの事。
心や体に刺激を与え、何かしらの反応を要求する元となるものがストレッサー(stressor)で、ストレッサーによって引き起こされる反応がストレス反応(stress response)。
カナダの生理学者であるH・セリエが、本来は「圧迫」や「苦悩」などを意味する『ストレス』を、「外界のあらゆる要求によってもたらされる身体の非特異的反応を表す概念」として提唱。

ストレッサーを感じ取った脳は、脅威と戦うための準備を整えようとします。
体内各所への信号が行き交い、脳内物質(ホルモン・神経伝達物質etc)が分泌され、血流や血糖値を上昇させて臨戦態勢を取ろうとします。(思考を司る脳や、戦う際の武器となる手足への血流が増大)
何よりも大切な命を守る事、安全を確保する事に専念するため、取りあえずは優先度が低い胃腸機能や生殖機能を低下させるとされています。
戦うために眠くなっていては困るため、睡眠を誘発する体内物質の生成や分泌を抑えます。

ストレスを感じている人の体の中は、『興奮状態』『緊張状態』であるため、これが長く続いて開放されなければ、必要な臓器に血液が流れ込まず、必要な体内物質が生成されず、心身ともに疲れ果てる結果となります。(食欲減退・性欲減退・睡眠障害)
反面、ストレスが少な過ぎる環境では、生産性や効率が低下してしまう事も分かっていますので、ストレス(適度なプレッシャー)を受け、それを開放してリラックスする事を繰り返す事が必要になります。

ストレッサー(ストレス要因)

ストレスの元、理由、要素。 / 「嫌なもの」「心地よく感じられないもの」「やらなくてはいけないもの」「やらなくてはいけないと感じさせるもの」
物理・生物・化学・精神に分類できますが、どのストレッサーも最後に行き着く所は心の活動(何をどのように捉えるのか?)に関するものであるため、精神的ストレッサーと他のストレッサーの分類は難しいものになります。
失恋や受験失敗、転職や残業ばかりの仕事といったものから、周囲の人の死や離婚、嫌味な上司の存在、我慢しがたい同僚、理不尽な得意先まで、あらゆるものがストレッサーとなり得ます。

一方、ストレスの存在や心身に及ぼす悪影響に関する情報が格段に増えたため、知らなければ知らないで済んでいたストレスの存在に意識が向いてしまい、自らがストレス状態を長引かせてしまうという弊害があります。
外部からもたらされる様々な情報に触れ、それをストレッサーとして受け止めるのかそうでないかは、結局のところは自分次第であると言えます。

 職場のストレッサー

生まれも育ちも、仕事に対する考え方や仕事に見出す喜びも、全てが大きく違った人間同士が一緒になって働く職場では、ストレス要因となるストレッサーが溢れています。
職場に存在するストレッサーは、大きく分けて2つのグループに分類する事ができます。

「責任感」
職場には、それぞれが期待される役回りがあり、期待される役割りに相応しい行動があります。管理する側であれば、管理・指導・激励・リーダーシップ・パイプ役などがあり、管理される側には、売り上げを上げる・従う・報告するなどです。それぞれが自分が受け持った役割りに責任を持ち、その責任を果たそうと懸命に頑張りますが、「責任を果たそう」と考えて行動する事は、やらなくてはいけない事を強く深く意識する事です。
「不満」
自分一人だけで仕事をしている訳ではないため、また、自分が自分を評価する訳ではないため、「不平」「不満」「不安」が職場に存在しないはずはありません。職場の多くの事が思い通りに運ばない事は誰も判り切っている事なのですが、心地良く感じられないものが溢れています。
人を歪ませる(悩ませる)圧力=ストレッサー

 主婦のストレッサー

  1. 言う事を聞いてくれない夫、子供
  2. 食事に文句を付ける姑
  3. 下がり続ける夫の給料 / 下がり続ける子供の成績
  4. 崩れてしまった自分の体型
  5. 介護が必要になってきた実家の親 etc

ストレス反応

狭い意味では、ストレッサーを認識した体が取る反応・現象の事に限定して表しますが、一般的には、『ストレスを感じ過ぎた人の体や心に表れる反応』『慢性的ストレスによる形に表れる反応』として認識されています。

  • 血流・・・高血圧、手足の冷え、肩こり
  • 生殖・・・月経異常、性欲減退
  • 胃腸・・・食欲減退、消化不良、腹痛、便秘、下痢
  • 全身・・・倦怠感、疲労感、頭痛
  • 睡眠・・・不眠、あさい眠り、昼間の眠気
  • 心 ・・・興味喪失、意欲喪失、感情の爆発(落ち込み)

上記以外にも、ありとあらゆる「通常ではないもの」が、ストレス反応として体と心に現れ、休養や治療が必要である事のサインを送ってくれます。
役割りに忠実であろうとする人、責任感が強い人、真面目な人、医者嫌いな人、精神論が好きな人・・などが、サインを無視し続けて頑張り過ぎると、
「取り返しがつかない程に問題が大きくなり、気がついた時には・・」とされています。

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