決定的な負けを避けるスタイル

「逃げる事は負けじゃない。最後に笑うための一時の戦略」 「無理せず適当なところで引かないと再度挑戦する意欲が湧かない」

「決定的な負け」「撤退」いろいろ

大小様々な撤退

「会社が取るべき策」とされ、株式市場で好感されるのは、迅速に撤退して収益を上げる可能性が高い事業に集中する事。

個人の活動においても、意思の力だけを頼りに見込みの薄いお客を追いかけ続けたり、意思が薄れたにも関わらず資格取得の勉強を続ける事などは、避けるべきものとされる。

「挽回不能な負け」「決定的な負け」

会社が存在し続けて会社に残り続け、再度戦う意思がある限り、仕事上の「決定的な負け」や「挽回不能な負け」は存在しない。

会社や個人に関わらず、人間が下す「もうできない・負けた」という意思決定が、決定的で挽回不能な負けを確定する。

物理的な強制的負け

うつ病に代表される心身疾患やガン、交通事故の当事者となれば、一時的な場合もあるが、労働市場から強制的に退場させられる。

100%の完璧さで自己のコントロール下には置けない問題ばかりだが、強制的な負けを避ける技術は数多い。

『負ける前に逃げる』事が大切。
(病気になる前に会社を辞める事も一つの戦略)

会社を辞める歌

「俺は会社を辞める」
※音声が含まれます。ご注意下さい

主張しない l  l 我が道 l ヘルスケア l 傍観・客観 l  l 尊重 l 感情 l オリジナリティ l 慎重・確実 l 図太い l 我慢・辛抱 l こだわり抜く l 隠さない l 逃げる l チャレンジ l 時間管理 l 収集・分析 l チェック l 効率化 l 悟られない l 計画 l 巻き込む l 開き直る l 仕事はゲーム l 泰然 l 溶け込む l 情に向き合う l 波に乗る l 愛・やさしさ

このスタイルが性に合う人に向く職場、環境、仕事

仕事 :
スポーツや麻雀をそれなりに突っ込んで楽しむ人が考える事は、「攻め重視?守り重視?」。

負けない技術は数多く、自分の裁量でコントロール可能なものが多い一方で、攻め勝つ技術は運に左右されるものが多い。

決定的な負けを防ぐ事が重視される仕事↓

経営者 金融ディーラー 弁護士 投資家 融資担当 役人全般 医師etc

職場・環境 :
◆突っ込みすぎると損失が莫大になりかねない職種
◆減点方式の評価基準で評価される会社
◆優秀な人がライバルに多い職場

このスタイルが性に合う人が目指すべき事の一例

事の大小に関わらず、時機を見誤らない撤退は難易度が高く、突っ込みすぎないために多くの人が取る策は、予め撤退を決断するポイントを定めておくこと。

「損して得を取る」「時機を待つ」「勇気ある撤退」をその仕事スタイルの中に持つ事ができている人が目指すべき次のステップの一つは、「独立開業」。

もし、志向するものの中に「独立」が入っているのであれば、それを成功させるために必要な資質の何割かは既に持っている事になる。

経営に必要な要素を広く体系的に学ぶ事ができる中小企業診断士を学目指す中で、より具体的なものが見えてくる。

「撤退」「逃げる」雑々

大切さを説く戦術書

兵法三十六計
第36.「走為上」

「三十六計逃げるに如かず」

発揮した有名企業

東芝 / 「サザエさん」のスポンサー

製品への絶対的自信を持って、早期浸透・デファクトスタンダード化戦略を試みるが、反対陣営の政治力の前に刀折れ矢尽くに至り、HD−DVD事業から撤退を表明。

家電からの撤退はしないが、原子力発電とフラッシュメモリに注力。

発揮していた有名人

直江兼続 / 上杉家家老 「直江状」 大河ドラマの主人公

関ヶ原の戦いに際して最上氏を攻めるが上手く進まず、西軍敗北の報を受けて撤退戦を展開し、最上・伊達の猛追撃をかわして逃げ切る。

敵将や家康からも賞賛される逃げっぷりを披露。

発揮し続けた有名人

モハメッド・アリ / 「蝶のように舞い、蜂のように刺す」

様々な事に納得できず、ベトナム戦争への徴兵を拒否して逃げる。
これによって4年間の試合禁止を課せられてしまいキャリアの最盛期を棒に振る。。

復帰し、往年のファイトスタイルであるヒットアンドアウェイ(有効打を浴びせて逃げる事を繰り返す戦法)で「キンシャサの奇跡」を巻き起こす。

現在はパーキンソン病の現実から逃げずに戦い続ける。

「会社を辞めて旅に出よう」 / 河口恭吾
「人並みの幸せ」にはすごく努力がいるって気付いた途端に疲れてきた
・・・
会社を辞めて旅に出よう 誰かの言葉はいらない
星降る夜空見上げたい そっと願いをつぶやくよ 旅に出よう

もうどうでもいい。今逃げ出さないと一生逃げられない。後から後悔が待っているらしいけど、刹那的に行こうぜ。自分探しの旅に出発!

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