「ライフ・ワークバランス」/職場の悩みと仕事上の性格

仕事上の性格
主張しない l  l 我が道 l ヘルスケア l 傍観・客観 l  l 尊重 l 感情 l オリジナリティ l 慎重・確実 l 図太い l 我慢・辛抱 l こだわり抜く l 隠さない l 逃げる l チャレンジ l 時間管理 l 収集・分析 l チェック l 効率化 l 悟られない l 計画 l 巻き込む l 開き直る l 仕事はゲーム l 泰然 l 溶け込む l 情に向き合う l 波に乗る l 愛・やさしさ

ライフ・ワークバランスと仕事上の性格

『仕事上の性格』
人それぞれが仕事の場に臨む際に見せる、「仕事の取り組み方」「仕事のやり方」「仕事のスタイル」が 『仕事上の性格』 です。

「ライフ・ワーク・バランス」 − 仕事(公的な生活)と私生活の調和

何時の頃からか定かではありませんが、仕事一辺倒の生活ではなく、家庭人、地域人、一人の人間としての充実を得る事の大切さが認識され、『ライフ・ワーク・バランス』というスローガンが頻繁に使用されるようになっています。
分かり易く、具体的な取り組みとして、『仕事を早く切り上げて家に帰る』事が推奨されています。

内閣府「仕事と生活の調和」ページへ

仕事を早々に切り上げ、家庭人、地域人として費やす時間を増やす事で、失われてしまいつつある絆や伝統的な日本人の美点を復活させようといった事が言われています。
そして、国家的な重要課題として以下に掲げる問題の解決の糸口として期待されています。

過労死やうつ病患者の増大
充分な休息や睡眠、リフレッシュの機会を設ける事で、『圧倒的な疲労』を解消
少子高齢化
子供を作る時間や機会、子供を作る気持ちになる心の安定をもたらすと同時に、介護の担い手として
自殺者数の高止まり
家族や地域での人との絆を再認識する事による心のブレーキ、精神的疲労の開放
労働力としての女性の活用
子育てへの男性の参加機会を増大させ、キャリアを中断せざるを得なかった女性の活用
働き手を増やす事での消費の喚起
可処分所得を増大させる事での消費機会・消費額の増大

少子化対策としてのライフ・ワーク・バランス

様々な情報が増え、頭が良い人が増えた結果として、子供を持つ事に対する不安や恐れを口にする人が増えています。
将来に対する希望が抱けなければ、子供を作って社会の担い手として世の中に送り出そうといった気持ちになりません。「子供が可哀想」と考えます。
現在の生活に不安が一杯であれば、お金の使い手を増やそうとは思えません。
「一人で子育てをしないといけない」と考えれば、子供を作る気持ちに歯止めが掛かります。
そして何より、
子供を作る時間が無ければ子供はできず、たとえ時間があっても、心身が疲労していれば性交渉を行う気持ちになれません。

「〇〇年後には3人で1人の高齢者を支える」と言われている公的年金制度は、日本の屋台骨に相当する事業ですが、その担い手として期待される子供が世の中に送り出されなければそもそも成立しないものです。
出産・育児・教育に関する投資を最優先させないと、貧乏国家に成り下がる事が予想されています。

ライフ・ワーク・バランスに関する現実

「ノー残業デー」「家族手当の増額」「男性の育児休業取得の推奨」「企業内託児所の設置」「在宅ワーク環境の整備」・・・・など、一部の大企業では取り組まれていますが、現時点では珍しいからこそニュースになっているといった域を出るものではありません。
『早く帰って子供を風呂に入れたい』『今日は子供ができ易い日だから早く帰りたい』『心底疲れているから早く帰りたい』・・・・など、目の前にある仕事の現実に邪魔をされ、半ば諦めてしまっている人が数多く存在しています。
仕事ばかりの生活に嫌気が差しながらも、一人の想いや力ではどうする事もできない問題・悩みになっています。

利益を上げる事ではなく、そこで働く人の生活を最優先してくれる企業が現れれば変わるかもしれません。
従業員の生活のために存在する事を設立目的とする会社形態を認め、税制優遇によるバックアップが行われる企業が現れれば変わるかもしれません。
残念ながら現時点では、会社を辞めて自営業を行う事がライフ・ワーク・バランス実現の最有力手段になっています。

ライフ・ワーク・バランスと仕事上の性格

実現しやすい人

我が道を行く人 オリジナリティを大切にする人
人とは違う価値観や行動様式を持つ人は、周囲の目に耐える力を持っています。周囲と違う進取的な行動を行う事に価値を見出す人が多く、批判の目が多いほど定時退社や育児休業取得を強行します。
周囲を巻き込む人 チャレンジする人
それまでとは違う価値観のもとに行動を起こそうとすれば、周囲との軋轢は避けられません。多くの人は、ライフ・ワーク・バランスが実現できない事を悩みとして抱えながらも、周囲に理解を得る作業の困難さを考えてあきらめてしまいます。

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